Tokyo #34

20050519-003.jpg
KMZ Zorki-1 + Industar-22 5cm F3.5 + FUJIFILM NEOPAN 100 ACROS
2002.07 / Shinjuku

スタバででコーヒーを飲んでいた時にふと持っていたZorkiでシャッターを切ってみた。晴天下では露出計がないカメラでも大きく外すことなく写真を撮れる程度の露出勘を持てるようになっていたけれど、室内などの微妙な光の下ではまだ経験が浅くて露出がわからなくなる。しかもこの時持っていたカメラはいちばん遅いシャッター速度が1/20秒、絞りは開放でF3.5とこのまま撮ればアンダーになるのかじゃないかと予想していたが、意外にも希望よりもわずかにアンダーな程度で済んだ。というかかえって黒に深みが出た気がする。

例え失敗したんだとしても撮らなければわからないままだし、撮るのを諦めていたら経験は積み重なることなくこの写真も存在しない。そしていつの間にか露出計を使わずに写真を撮るのが当たり前になってしまった…露出計のないカメラが多いってのもあるけど。今の時代だからこそそんな写真の撮り方があってもいいと思う。

話は変わって。
最近全然使ってないけど、8,000円もしないこのIndustar-22、逆光だったりしなければかなりいい描写をするレンズだと思う。抜けがよく適度なシャープネスがあり、絞り羽根の枚数が多いためどの絞り値でも円形となるためかボケもきれいで柔らかい(この写真は開放)。ほんとうに1950年頃のレンズなのだろうか? IIIfにつけてもっと使ってあげよう。

Posted by Kazuya Nakazawa at 2005.05.19 Thu