Life #6

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RICOH GR Digital (GR 5.9mm F2.4)
2007.04 / Gallery Cosmos, Meguro

昨年の11月下旬以来続いていたひとり暮らしもようやく終わり、嫁さんと息子が我が家に返ってきました。ひとりでは持て余してた2間の部屋も3人になると急に狭く感じます。でも同じ屋根の下、家族の声が聞こえるというのはいいもんですね。

そして、昨日は目黒のギャラリー・コスモスで開催している飯塚達央さんの写真展、「カムイミンタラ」に行ってきました。前半の昨日までは飯塚さん本人も在廊とのことで、なかなかお会いできない遠くの方にお会いできてよかった。

写真展に出展されていた写真の多くはウェブサイトでも見ていましたが、モニター越しではない大きなプリントで見ることができたのは幸せでした。そしてそのプリントの美しさ!こんなに美しいモノクロデジタルプリントを見たのは初めてな気がします。
印象的だったのは、35mmや645で撮られた北海道の冬の風景とローライで丁寧に撮られたスナップの数々("のすたるじあ"としてHPで見られます)。要はほぼ全部なのですが(笑)。前者は自然の厳しさを受け入れた人だけが撮れるほんとうの美しい風景を見られた気がします。北海道という場でスケール感だけではない幅広い視点からの写真が楽しめました。そしてローライのスナップ。ため息が出るくらい緻密で繊細なプリント、失われつつある光景。覗き込むように見てしまいますが、欲を言えばもう少し大きなプリントで見たかった気もします。どちらの写真にも感じたのは飯塚さんの優しさの中にある静かで真剣な眼差し。見習うべきものの多い写真たちでした。

明日の24日から後半、29日まで開催しています。飯塚さんは北海道へ戻られてしまいましたが、そのぶんゆったりのんびり見られるかもしれません。ちなみに、上の写真の左端が飯塚さんご本人。

Posted by Kazuya Nakazawa at 2007.04.23 Mon