Tokyo #781

SONY RX1R II (ZEISS T* Sonnar 35mm F2) / 2019.08 / Roppongi Hills

もうすぐ61MPの次世代機が出るとか出ないとかの噂も聞こえてきてはいますが、発売から3年半も経った現行品のRX1R IIを先日新品で購入しました。しかも発売当時と比べても値下がりはほとんどなく...(苦笑)。RX1が出たときも、RX1R IIが出たときも「こんなに値下がりしないなら、発売直後に買えばよかった」と後になって後悔しつつも、これまでなかなか手が出せなかったのも確か。今回は手元にあった(この先使わないであろう)ライカレンズ+αと引き換えに、私のところへやってくることになりました。

RX1は世界初のフルサイズセンサーを搭載したレンズ固定式カメラとして、デジタルカメラの歴史に残るカメラ。だからいつかは手にしたかった。このスタイルだからこそ実現できたであろう、Sonnar 35mm F2の惚れ惚れする描写とそれを受け止める42MPのフルサイズセンサー、実用的なポップアップ式EVF。スペックは今でも一級品ではあるものの、初代RX1の登場からもうすぐ7年、ゆったりしたAF速度をはじめ設計の古さは否めません。私以外にも、初代と同じ24MPセンサーにIIで採用されたポップアップEVFで20万円台なら...と思った人も多かったのではないかと思いますが、でもソニーからしたら、RXシリーズのフラッグシップ機にそんな中途半端なスペックは要らないということなのでしょうね。確かにこんな1枚を撮ると42MPもなるほどねと思うわけです。でも、ローパスセレクターは高コスト過ぎるのか、それとも需要がないのか他のカメラには全然採用されませんね(笑)。

Posted by Kazuya Nakazawa at 2019.08.09 Fri