Yokohama #69
諧調が豊かなレンズなので、こうした光の乏しい状況でいい雰囲気を出してくれます。開放から遠景までしっかりとピントが来るので、風景にも使えそう。絞り値によるフォーカスシフトは起こりますが、それを把握していればF4ぐらいまで絞ると画面全体が安定してきます。とはいえ、開放のこの雰囲気好きだなあ。線が細い描写、光源の滲み、前ボケの過剰すぎない存在感も悪くない。左右隅の光源に出ているコマ収差からすると、四隅は相当派手に出てきそう。オリジナルに倣いシングルコートですが、神経質なほどではなかったです。とはいえ、そもそもそういう条件で使うレンズではありませんが。
余談ですが、無垢のチタンから削り出したという"Titanium Edition"も入手してしまいました。シリアルは182/200。真鍮鏡胴のブラックペイントが229gに対して、チタン鏡胴は203g。ガラスが詰まっているのでしょう、比べないとわからない程度の差でした。
Posted by Kazuya Nakazawa at 2021.01.26 Tue
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Color 2020
*,Color Digital
*,Leica M10 (Typ3656) + Leica M/Screw Mount Lens
*,Light Lens Lab 35mm F2 V2LC (LLL35/2, 周八枚)
*,Park
*,Photograph
*,Sea
*,Sky
*,Yokohama
*