Gallery :: Korea 2019




Korea 2019 #12

SONY RX1R II (ZEISS Sonnar T* 35mm F2) / 2019.08.30 / Dora Observatory

板門店見学ツアー最後のカットは、ツアーで最後に立ち寄った北朝鮮側が見渡せる都羅展望台(近くに新しく建てられた展望台)から。上の写真は画像のクリックで42MPの原寸画像が見られますが、画面右隅に見えるのは建設時世界一高い160mの国旗掲揚塔である「機井洞」。手前にS字上に見えるのが軍事境界線。画面ほぼ中央に見える高層ビルは、開城工業団地内に建つビルで、2020年6月16日に爆破された南北連絡事務所の隣で爆風の巻き添えを食らったビルだと思われます(爆破の動画:産経フォト)。

Posted by Kazuya Nakazawa at 2020.07.13 Mon


Korea 2019 #11

SONY RX1R II (ZEISS Sonnar T* 35mm F2) / 2019.08.30 / Munsan-eup

都羅山駅のホーム。入場券を購入して立ち入ることができます。線路が続く先は北朝鮮。駅には見学ツアー客向けの土産店がひとつあるだけで、見学者以外ほぼ無人となっていました。 (Click to enlarge)

板門店の見学の後、一旦民間人出入統制区域外へ出て、臨津閣にて昼食(プルコギ鍋でした)。ここは韓国人が特別な許可なく最も北朝鮮へ近づける場所だそう。橋の架かる川は、私より上の世代の人なら知っているであろう、あの「イムジン河」。その川にかかる橋は「自由の橋」と呼ばれていて、かつて京義線として上下線がそれぞれ架橋されていましたが、朝鮮戦争時の爆撃により、現在は下流にある下り線だったものを復旧されたそうです(右側に残っている橋桁がかつて上り線だったもの)。自由の橋の向こうには、北朝鮮へ通じる線路が敷かれており、韓国側最後の駅である都羅山駅があります。駅周辺は開発されているものの、鉄道は2019年10月2日から無期限で運休されているようで、私同様板門店見学ツアー等に参加している人が見学しているのみ。日本で言えば新幹線が停まるような大きなターミナル駅と変わらない規模の駅舎があるため、閑散としていました。

都羅山駅から先、北朝鮮への軍事境界線を越えると、線路は開城工業団地(ケソン工業団地)へ繫がっています。韓国資本で北朝鮮内に作られた工業団地です。北朝鮮による弾道ミサイル発射実験により、2016年2月10日に韓国政府による操業停止と韓国人の引き揚げの措置が行われ、以降4年に渡り操業が停まったままとのこと。臨津閣にて昼食の後、周辺にある銃撃を受けた機関車等を見学し、再びバスで民間人出入統制区域へ入り、都羅山駅を見学し、その後は北朝鮮が軍事境界線の地下に秘密裏に掘り、韓国側に発見された5本のトンネルのうち「第3トンネル」と呼ばれるもの等を見学しました。

Posted by Kazuya Nakazawa at 2020.07.13 Mon


Korea 2019 #10

SONY RX0 II (ZEISS Tessar T* 7.9mm F4) / 2019.08.30 / Panmunjeom

JSAの韓国側にある「徒歩の橋」、2018年にあの南北首脳会談が行われた場所です。2019年5月から見学可能になったそうです。

Posted by Kazuya Nakazawa at 2020.07.12 Sun


Korea 2019 #9

SONY RX0 II (ZEISS Tessar T* 7.9mm F4) / 2019.08.30 / Panmunjeom

Posted by Kazuya Nakazawa at 2020.07.12 Sun


Korea 2019 #8

SONY RX1R II (ZEISS Sonnar T* 35mm F2) / 2019.08.30 / Panmunjeom

軍事停戦委員会本会議場を出て次の見学場所へ移動します。ここの見学には、途中で乗り換えた国連軍のバス2台分の見学者が2つの組に別れて順番に行います。写真右から2人目がツアーで案内してくれた韓国人のおばちゃん。向こうの板門閣のバルコニーにいる人たちは、北朝鮮側からの見学者。主に中国とロシアからの見学者が多いそうです。


Korea 2019 #7

SONY RX1R II (ZEISS Sonnar T* 35mm F2) / 2019.08.30 / Panmunjeom

奥の扉の向こうは北朝鮮。その扉の前に立つ兵士より向こうに行った場合(もちろん全力で阻止されるのでしょうが)は北朝鮮へ亡命したことになるとのこと。本会議場へ入った扉と同様にあの扉にも鍵がかかっていないと思われます。


Korea 2019 #6

SONY RX1R II (ZEISS Sonnar T* 35mm F2) / 2019.08.30 / Panmunjeom

軍事停戦委員会本会議場の中へ。
写真は会議場の大テーブル。テーブルにつけられたマイクの配線が軍事境界線上に敷かれています。左が韓国、右が北朝鮮。


Korea 2019 #5

SONY RX1R II (ZEISS Sonnar T* 35mm F2) / 2019.08.30 / Panmunjeom
見学時に胸に着けるもの。我々見学者は国連軍のゲストという立場です。このために襟のあるワイシャツと長いズボンを持参して渡韓しました。 (Click to enlarge)

目の前の青い建物は軍事停戦委員会本会議場。軍事境界線をまたいで建てられています。建物と建物の間にある砂利(韓国側)と砂地(北朝鮮側)の境目が軍事境界線。私が訪れた日からちょうど2ヶ月前の2019年6月30日にトランプ大統領と金正恩総書記が板門店で会談した際に跨いだところです(BBC NEWS)。

軍事停戦委員会本会議場の向こうに見えるのは北朝鮮側にある板門閣。ちょうど朝鮮人民軍の警備兵が建物から出てきました。このあと、軍事停戦委員会本会議場の青い建物の中を見学するのですが、この建物には特に鍵がかかっていないようでした。中を見学するのは、韓国側からだけでなく、北朝鮮側からもあるそうで、いずれの場合も先に入った側が占有する決まりになっているとのこと。我々見学者は、この建物の中でだけ軍事境界線を越えることができます。なお、この地を警備する兵士においては、原則として「境界線を越えた者、相手兵士と会話を交わした者は死刑に処せられる」と定められているそうです。


Korea 2019 #4

SONY RX1R II (ZEISS Sonnar T* 35mm F2) / 2019.08.30 / Panmunjeom

板門店、いざ自由の家から外へ。北朝鮮が目の前です。
屈強な米軍兵士が説明をしてくれます...が圧がすごい。非武装中立地帯と言われている通り、兵士は武装していません。空からみたJSAはこんな感じ(Googleマップ)。上側が北朝鮮、下側が韓国。意外と近くまで畑があります。非武装中立地帯は軍事境界線からそれぞれ2km設定されているものの、実際に4kmあるところは少なく、狭いところだと軍事境界線を挟んで300mまで迫っているところもあるそうです。


Korea 2019 #3

SONY RX0 II (ZEISS Tessar T* 7.9mm F4) / 2019.08.30 / Panmunjeom

こちらは宣誓書。場所が場所だけに、要約すると「万が一何かあっても責任は負えないので了承しろ」という書類にサインさせられます。 (Click to enlarge)

そして板門店へ。写真はあの有名な水色の建物が見える、韓国側の「自由の家」という建物の中から。我々が知っている板門店の光景は、微動だにしない警備兵が立っているというものですが、普段あの場所にそういう者はおらず、見学者が訪問した時だけあのような配置につくのだそう。写真はその警備兵が配置につこうと自由の家を出るところ。ここまでソウルからバスで1時間くらいでしょうか。途中、川沿いの道路を通りますが、対岸は北朝鮮ということもあり、鉄条網に厳重な警備という光景を目にします。地続きの国境がない日本では見ない光景です。写真の場へ辿り着くまでにいくつかの検問とパスポートチェック、見学の説明や宣誓書へのサインなどいくつかの行程があります。

軍事境界線("38度線"ではない)から北側・南側それぞれに2km(計4km)のベルト状の区域は「非武装中立地帯(DMZ)」と呼ばれていて、その中に「共同警備区域(JSA)」があり、我々が「板門店」と呼ぶ軍事停戦委員会本会議場があります(詳しくはWikipedaの「軍事境界線 (朝鮮半島) 」を参照ください)。このJSA内には、韓国と北朝鮮の境界を分断する厳重なものはなく、コンクリート製の段差や杭・看板等があるだけで、物理的には不可能でしょうが往来が可能な構造になっています。

韓国側のJSAの警備は、国連軍としての米軍と韓国軍が行っていて、今回の見学時は米軍が担当していました。濃度の高いサングラスを着けているのは、北朝鮮兵にどこを見ているかわからないようにするため。また、韓国軍の兵士は経済的に恵まれた(北朝鮮へ亡命しないであろう)エリート兵が充てられるそうです。見学する私たちは服装のほか、北朝鮮側にいる人を刺激しない行動を求められます。例えば、指を指したり、手を振ったりは禁止。すべては何かが起こった時に、それを正当化させる口実を与えないため。そういう意味ではとてもピリピリとした空気が漂うっていた気がします。私の人生(概ね穏やかな人生)に限っていえば、そのピリピリレベルは人生最高でした。

Posted by Kazuya Nakazawa at 2020.07.10 Fri


Korea 2019 #2

SONY RX1R II (ZEISS Sonnar T* 35mm F2) / 2019.08.30 / Seoul

2日目のスタートは朝6時起床。睡眠時間が4時間程しかなく非常に眠い。陽射しにはまだまだ夏の強さを感じますが、風には秋を感じます。ソウルは東京より季節が早くかわるようです。ツアーの集合場所まで徒歩で行ける場所にホテルを取ったので、散歩がてら集合場所へ向かいます。

今回の旅の目的は「板門店を訪ねるツアーに参加する」というひとつだけ。このツアーは平日のみの開催なので、木曜日の前泊が必要です。旅の10日前にエアからホテル、ツアーまでオンラインで手配を済ませましたが、実は渡韓5日前にツアーが「板門店での軍事作戦」のために中止となってしまったのでした。キャンセルの連絡の後、「この目的のためだけに色々手配したのに、ソウル行って何をしろと...」と思っていたら、ツアー予定の2日前になって「急遽開催できるようになった」との国際電話。見学にあたり事前に見学者の申請やパスポートチェック等の手続きが必要になるため、ツアー会社とメールでいろいろやり取りしました。

紆余曲折ありながらも無事ツアー参加できることになり、集合時間の朝8時、ツアーバスへ乗り込みました。参加者は欧米人が15人、私を含め日本人が4人ぐらい。それに英語と日本語が堪能な韓国人のおばちゃんガイドが2人。ツアーは、軍事境界線上にある板門店を訪ね、北朝鮮が軍事境界線を越えて掘削したトンネルを見学して、プルコギのランチをいただくというもの。題して「南北境界線(DMZ)ツアー 板門店(パンムンジョム、JSA)+第3トンネル見学 プルコギランチ付き <火~土/1日/日本語ガイド/ソウル発>」。ソウルへ戻るのは17〜18時です。

ツアーの参加には注意事項がいっぱいです。服装規定から持ち込めるカメラ(レンズの直径が90mm以上の一眼レフカメラは撮影禁止)まで、結構細かいですね。私は最低限かつ最上級な装備としてRX1RM2とRX0M2の2台体制で参加しました。

» ツアー詳細ページはこちら (画面キャプチャ)

Posted by Kazuya Nakazawa at 2020.07.10 Fri


Korea 2019 #1

SONY RX1R II (ZEISS Sonnar T* 35mm F2) / 2019.08.30 / Seoul

2019年8月の終わり、5年振りの韓国・ソウルへ。徴用工問題や輸出規制強化により、日韓関係が極度に冷え込んだタイミングでの渡韓。「そんな状況下で行かなくてもいいだろう」という頃ではありましたが、前々から行ってみたいところを訪ねるにはむしろいいタイミング。ツアー代金に渡航費・滞在費を含めてもかなり安く抑えられそうだと、旅の10日前に急遽色々手配して、休暇を申請。木曜日夜から土曜日朝までの忙しいひとり旅となりました。

あの頃日本からも韓国人旅行者が消えていましたので、韓国も当然日本人旅行者が消えているのかと思ってましたが(当時の日本ではそういう空気でした)、行ってみてびっくり。明洞は5年前と変わらずかそれ以上に日本人の若者だらけ。大袈裟でなく「え?」と不意打ちを喰らったような多さなのです。まあ10〜20代の彼ら・彼女らには国際的な政治問題は全然関係ないんだな、と妙に納得させられたのでした。おそらく日本人が訪ねがちな店へ行ったのもありますが、旅行中私が立ち寄った食べ物屋さんはどこも日本人ばかり。韓国国内で行われていた「Boicot Japan運動」が当時の日本では大々的に報道されていましたが、実際にそんなの掲げてるお店は、私が見た限りひとつだけでした。そりゃ、旅行者が訪ねるお店はお客さんの方が大事だものね(市民にはそういうゲンキンさは必要)。

日本という国家としての姿勢と、一部世代とはいえ国民の行動が一致しないということは、自由である証明であり、危険でさえなければその自由は尊重されるべきだと思いますが、一方で国家としての姿勢と国民の行動を一致させ、日本から韓国人旅行者をほぼ消し去った韓国人たちの団結力と行動力は(その行動の賛否は別として)日本にはないものだと改めて感じたりしたのでした。ということで1日目は、仁川空港から終電に乗りソウル市内のホテルへ辿り着いたところで終了。